人探しに関して、様子の変化、関わり方、疎遠になった、今までの対象者との会話や様子を振り返りまとめることをオススメいたします。
振り返り方は、様子がおかしいと感じた日の対象者とのLINEやメールのやり取り、会話や様子を思い出して整理してきます。
まずは、最近のものから徐々に過去へ遡っていくと取り組みやすいかと思います。
例えば、【行方不明捜索のケース】
『今日は体調が優れないから会社休むよ』
体調不良が増えたのは、いつ頃からで、休むようになったのはいつ頃からだったか?
『もう放っておいて、構わないで』
話しかけたらそんな返答。いつからか会話が少なくなっていた。
いつ頃から会話が無くなったか?
『もう疲れた』
食事もあまり摂らず、ボーっとしてため息ばかり。
いつ頃から増えたのか?
『部屋にお札の束があった』
子供の部屋を掃除していたら、お菓子の空き箱にお札の束が入っていた。
いつ頃からバイトを始めたか?外出が増えたか?
会社や人の不満をよく言い、会社を辞めたいと言っていた。
早出、残業、休日出勤が多く疲れている様子だった。
部屋に閉じこもり、あまり顔を合わせなくなった。
部屋の整理をし、片付けられていた。
大きなカバンやリュックが置いてあった。
知らないうちにふらっと出かけて行っていた。
円形脱毛症や抜毛症になっていた。
眠れない、疲れが取れないと薬の服用をしていたなど。
今までとは違った言動が増え、食欲がなく、覇気がない外出が増えるなど、何か異変を感じた日に手帳や家計簿、カレンダーアプリなどに書き出してみて下さい。
【情報の例】
対象者の写真。生年月日。出て行った日の服装。
最後に姿をみたのは何日の何時ごろか?
ポイントカードの種類、財布、現金、スマホ、保険証、車を持って行ったか?
旅の思い出、よくデートした場所、プロポーズの場所。
行ってみたいと言っていた場所、アニメなどの趣味やスポーツの趣味、興味がある事。
会社名、業務内容、会社で親しかった人の名前。
今まで住んでいた土地やよく立ち寄っていた場所、実家、交際相手の有無、彼氏、彼女の家。
検索履歴、交友関係、臓器移植登録しているかなど。
情報をまとめておくと説明をする際、スムーズになります。
探偵社によっては、ご自宅にお邪魔し、家宅捜索から始めたりします。
『対象者のお部屋は片づけず現状保存!』
ご自宅にお邪魔し、部屋の様子、ごみ箱の中を見たり、購入レシートを見たりします。
どんなカバンを持って行ったか?
財布、現金、スマホ、保険証、車を持って行ったかな家出の際の服装など思い出してくださいね。
中には、ご家族の中に秘密でやり取りしている人物がいる場合もございます。
場所は不明だが母親とだけはLINEをしている。
母親が子供の通帳に定期的に送金して引き出しが確認できている。
送金の際に通帳にメッセージを入れたところ、お金を引き出した。
アマゾンで母親のアカウントで買い物をしている。
その時点で生存確認ができ、お金の有無の確認もできますので大切な情報になります。
ですが、父親や兄弟には秘密にしておきたい理由が何かあるかと思います。
相談員に情報を上手に伝える方法
ご相談に行った際、父親や兄弟が同席している時に、そっとお話ししたいことがあれば、前もってメモ程度で良いので手紙を持参してみて下さい。
トイレに行く際、どこの探偵社の相談員も大抵案内をしてくださいます。その際に相談員にそっと手渡していただいたり、男性陣をタバコ休憩やトイレ休憩に誘導し、相談員と二人になった際に話をしてみて下さい。
もし、その場でお伝え出来なくとも、ご契約後でしたら担当相談員の連絡先を教えてもらえますので、タイミングを見てご連絡することも可能です。調査員はすぐ動き出しますので、なるべく早めのご連絡をオススメいたします。相談員は守秘義務がございますので安心して情報提供をしてくださいね。
【疎遠になったケース】
名前をできれば漢字でフルネーム、生年月日。源氏名。
対象者とは、何年前、どこで知り合い、何年間交流があったか。
最後に会ったのはいつだったか?
進学や転勤、お引越し、喧嘩、結婚など何が原因で疎遠になったか。
当時住んでいた場所、出身地、学校名、バイト場所。会社名。
両親や兄弟、親戚の名前、当時の年齢、
良く行った場所。交友関係、趣味、サークルなど。
お金を貸した人を探したい場合も同じように思い出し、借用書の有無の確認をしておきましょう。
探偵社のコールセンターに問い合わせをした際、大抵の場合は借用書の有無を聞かれます。
借用書が無くてもご事情をお伺いし、ご協力下さる探偵社もございますので、
貸した金額、支払期限、月々の支払金額、いつまで支払われていたかなどをまとめておくことをおすすめいたします。
ただし、貸した金額よりも、調査費用の方が高くなるケースがあるという事も頭の隅に入れておいてくださいね。
人探しは、探したい人の理由と、探される対象者の気持ちを大切にする調査です。
どこの探偵社も、正当性と必要性が無ければ調査をお受けすることが難しいのです。
探偵だからと言って何でもかんでもできる訳ではいですし、クライアントの欲しい結果を得ることが必ずできるというお約束が難しい為、探偵社は、『できますよ』と簡単には言わないです。
お話をお伺いする中で、正当性、必要性、情報など総合して、何かしら手掛かりをつかむ事が可能かどうか?という点で、お引き受けするかしないかとなってまいります。
相手を傷つける可能性がある復讐やストーカー目的は、お断りしております。
ご友人や知人の調査などは、お身内ではない為、クライアントへは基本的には対象者の住所やお名前を教えることは難しいのです。
可能であれば、クライアントの連絡先やお手紙を渡し、連絡を待つという形を取る探偵社さんもあります。
疎遠になる理由は人それぞれですからね。
対象者の方からは、思い出してもらい、嬉しくは思いますが、病気になり痩せて、今の姿を見られたくない。親の介護が忙しく余裕がない。結婚して幸せなのでなど相手の方にもご事情がございます。
今回は、タイミングが合わなかっただけで、相手とのご縁が完全に切れたわけではないと思います。
ご事情が変わった際に、相手から連絡が来る可能性もございますので、今の相手の気持ちを受け止めて頂ければと思います。